TOEIC® Speaking Test 体験会に参加
12/3にメディア向けにTOEIC® Speaking Testの体験会がTOEIC®プログラムを運営している国際ビジネスコミュニケーション協会で行われたので参加レポートをお送りします。
今回の体験会は、TOEIC® Speaking Testの説明や実際の受験、どのように採点するかで構成されている。ListeningやReadingテストはマークシート形式で答えを選択するので、点数がしっかり出ることはわかりやすいのだが、Speakingの場合はどのようにしているのだろうか、という疑問もしっかり解決していこう。
実際の体験前にTOEIC® Programの運営を行っている国際ビジネスコミュニケーション協会 山口様からTOEIC® Speaking Testの概要と、受験前の手順やどのようなテストが行われるかの説明があった。
TOEIC® Speaking Testの内容
・試験時間:約20分間
・問題数:計11問
・スコア:0~200点※10点刻み
・発音/ イントネーション・アクセント 3段階評価(Low, Middle, High)
●問題内容
| 初級 | 音読問題(2問) 写真描写問題(2問) |
|---|---|
| 中級 | 応答問題(3問) 提示された情報に基づく応答問題(3問) |
| 上級 | 意見を述べる問題(1問) |
例題はこちらのようになる
初級 音読問題

初級 写真描写問題

中級 応答問題

中級 提示された情報に基づく応答問題

上級 意見を述べる問題
例題だけ見てみると、なんとなく答えられそうに思うのだが、右に書かれてある準備時間と解答時間を見てみると意外と短いので、瞬発力と単語力を普段から鍛えておいた方が良いだろう。
テストを体験
実際のテストでは、このようなタブレットもしくはPCを使用し、決められた場所で受験することになる。受験前にはヘッドフォン、マイクの音量設定を行い、テストに挑むことになる。
問題は先ほどあげた例のような問題が出るのだが、受験してみるとなかなか言葉が出てこない。言葉というよりも単語が出てこない。
問題の後にある準備時間に恥ずかしがらずに声に出して練習しておくとよいのではないだろうか。テストは20分ほどなので、あっという間に終了。
TOEIC® Speaking Testの採点について
受験後、どのような採点が行われているかの説明があり、TOEIC® Speaking Testでは、AIでの採点ではなく、人が採点しているとのこと。AIでは採点できない下記の様なこともちゃんと評価対象に入っているとのことである。
1.“聞き手の努力”も前提とし、伝わる英語を重視
正確性 ≦「妥当性」「一貫性」や「論理性」を評価
2.聞き手の理解を妨げるレベルではない、イントネーションやアクセント、文法等の些細なミスは採点に影響しない
3.学習時の目安としてもらえるよう採点基準や採点スケールを一般公開
また、採点者が受験者のすべての結果を採点するのではなく、問題ごとに採点者が変わるという方式を使用し、前の回答に影響を受けない方式を採用しているとのこと。
どんな人が受験するのか?
コロナ以降、採用団体が増え続けているのは、Speaking能力に注目しているのだと思われる。インバウンドの増加やコロナ以降の会議、海外出張などが増えた要因ではないだろうか。

筆者が受けてみて感じたのは、Speaking能力を測るシステムはAIでは多いが、オンライン英会話などでは講師によってばらばらの判定になってしまう。一方、TOEIC® Speaking Testは評価が一定でしっかりしているので、Speaking能力を伸ばしていきたい学習者にはちょうど良いのではないだろうか。
TOEIC® Speaking Testの詳しいことはこちらへ












